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庄内産小麦のブランド化へ 地産・地消推進狙いに勉強会

 庄内産小麦に関する勉強会が11日、酒田市のマリーン5清水屋で開かれ、庄内地方のラーメン店主や製菓、製パン業者らが、山形大農学部(鶴岡市)が庄内で進める小麦の試験栽培に関する報告やラーメンの試食などを通じ、庄内産小麦の可能性を学んだ。

 主催したのは、酒田市内のラーメン店主でつくる「酒田のラーメンを考える会」。同会では「自家製麺率は日本一」と自負し、原料にもこだわって商品提供する中、山形大農学部が小麦の試験栽培に取り組んでいることを知り、地元での生産・消費を推進することが狙い。地元の農家や行政関係者を含め約100人が参加した。

 初めに山形大農学部の浦川修司教授が、休耕田を畑地化して食料自給圏をつくる「庄内スマート・テロワール」構想について解説した。わが国の食料自給率が40%を切る中、小麦は国内消費量の約3%しか国内で生産されていない状況を指摘。連作障害を避けるため大豆、ジャガイモなどと輪作することで土づくりや耕畜連携などの相乗効果も狙えることを示し、「庄内で小麦を中心にした畑輪作体系の確立を」と呼び掛けた。

 引き続き同学部の中坪あゆみ助教が同構想の一環で2017年から取り組む「庄内小麦プロジェクト」について解説。庄内地方の年間の小麦消費額は推定約47億円だが、本県の小麦作付けは東北6県で最低の約70ヘクタール、生産は約200トンという。収穫時期が6―7月とサクランボの収穫や梅雨に重なるため、避けられてきた背景があるという。プロジェクトでは17年から鶴岡市高坂の農学部農場で試験栽培を始め、18年からは同市羽黒町、東堀越の農家2戸に委託し計約1・2ヘクタール、今年は約3ヘクタールで5トン、来年は10トン程度の収穫を見込むという。「23年までに県内で製粉できる100トン程度に増やしたい。当面は品種が限られるので、特性を楽しむ意識で消費拡大を」と呼び掛けた。

 同プロジェクトで月山高原などで栽培している鶴岡市東堀越の農業、叶野幸喜さん(39)は「庄内で小麦の可能性はある。特に高原は土地の条件が北海道に近く、良いものができる」、酒田のラーメンを考える会の齋藤直代表(48)=満月代表=は「庄内産小麦をブランド化して地域の活性化につなげたい。生産量が増えれば、価格も下がる。他の業者と一緒に生産増を後押ししたい」と話した。

 勉強会に先立ち、日清製粉(東京都)の関係者が小麦の種類や特性などについて講演。さらに庄内産小麦「ゆきちから」などを使ったラーメンを試食した。

庄内産小麦「ゆきちから」などを使ったラーメンを試食する参加者たち

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