児童虐待防止法に基づく立ち入り調査等実務研修
ロールプレーイングで立ち入り調査を行う児相の職員と警察官(県警察学校で)
県こども家庭課、県警人身安全対策課合同の「児童虐待防止法に基づく立ち入り調査等実務研修」は7日、山口市仁保下郷の県警察学校で開かれた。児童相談所の職員と警察官を合わせて32人が参加。ロールプレーイングなどを通して、連携を強化した。 児童虐待の恐れがあるが家庭訪問で子どもの安否を確認できず、児相と警察署が合同で立ち入り調査などを実施するとの想定。8人ずつの2グループが模擬家屋を使用したロールプレーイングに臨んだ。参加者は抵抗する保護者をなだめて家屋に立ち入り、子どものけがの確認や保護を行った。 宇部児相の大下洋幸児童福祉司(50)は「保護者に根拠をもって説明ができるよう、法律などを改めて確認したい」と話した。 児童虐待相談対応件数の増加などを踏まえ、2014年度から毎年実施している。県内での立ち入り調査は14年以来実施されていないものの、県こども家庭課の多田基哉主査は「研修は児相と警察署の連携を深め、現場でのスムーズな対応につながる」と意義を語った。
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