児童虐待防止法に基づく立ち入り調査等実務研修

ロールプレーイングで立ち入り調査を行う児相の職員と警察官(県警察学校で)
県こども家庭課、県警人身安全対策課合同の「児童虐待防止法に基づく立ち入り調査等実務研修」は7日、山口市仁保下郷の県警察学校で開かれた。児童相談所の職員と警察官を合わせて32人が参加。ロールプレーイングなどを通して、連携を強化した。 児童虐待の恐れがあるが家庭訪問で子どもの安否を確認できず、児相と警察署が合同で立ち入り調査などを実施するとの想定。8人ずつの2グループが模擬家屋を使用したロールプレーイングに臨んだ。参加者は抵抗する保護者をなだめて家屋に立ち入り、子どものけがの確認や保護を行った。 宇部児相の大下洋幸児童福祉司(50)は「保護者に根拠をもって説明ができるよう、法律などを改めて確認したい」と話した。 児童虐待相談対応件数の増加などを踏まえ、2014年度から毎年実施している。県内での立ち入り調査は14年以来実施されていないものの、県こども家庭課の多田基哉主査は「研修は児相と警察署の連携を深め、現場でのスムーズな対応につながる」と意義を語った。
関連記事
東三河に春を呼ぶ「豊橋鬼祭」開幕 青鬼が出動
国重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」が10日、豊橋市八町通3の安久美神戸神明社で始まった。厳しい寒さの中、裃(かみしも)姿の氏子と青鬼が「アオーッ!アオーッ!」と威勢のいい掛け声とともに出動し、町内を...
国学院が連覇達成 宮古島大学駅伝 2位順天堂、3位青学
宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(主催・同実行委員会)が9日、市陸上競技場を発着点とした6区間82・0㌔で行われ、国学院が最終区で順天堂を逆転し、4時間8分38秒で2連覇を達成した。2位は28秒差...
諏訪湖の広範囲が結氷、御神渡り「赤ちゃん」も確認 7季ぶり出現へ望みつな..
長野県の諏訪地方は9、10両日、寒気と放射冷却で朝の冷え込みが強まり、諏訪湖は広い範囲が結氷した。御神渡り(御渡り)の判定をつかさどる諏訪市小和田の八剱神社は9日朝、今季初めて高台からも観察し...