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「北海道」名付け親 武四郎 生誕200年祝う 三重県松阪市

トークセッションで武四郎について語る(左から)宇梶静江さんと剛士さん

 「北海道」の名付け親として知られる探検家松浦武四郎(1818~88年)の生誕200年を記念するオープニングイベントが24日、武四郎の出身地・松阪市の農業屋コミュニティ文化センターで開かれた。満席となる約500人の市民らが来場。アイヌ舞踊やトークセッションなどで武四郎生誕の節目を祝った。

 イベントは来年1月にかけて行われるメモリアルイヤー行事の皮切り。この日は静内民族文化保存会(日高管内)のアイヌ古式舞踊で開幕。竹上真人松阪市長は、多くの来場と北海道からの参加にアイヌ語で「イヤィラィケレ(ありがとう)」と感謝し、「今年は記念すべき年。郷土の偉人をさらに全国に発信していきたい」と述べた。

 来賓の窪田毅北海道副知事、加藤忠道アイヌ協会理事長、加藤剛士テッシ・オ・ペッ賑(にぎ)わい創出協議会長(名寄市長)、鈴木英敬三重県知事、山本芳敬松阪市議会議長もあいさつ。武四郎の直系子孫の松浦一雄さん(83)、武四郎の兄の子孫の松浦ともさん(96)の2人に、地元小学生から花束とメッセージが贈られた。地元劇団による武四郎の功績を紹介する劇も披露された。

 その後のトークセッションでは、アイヌ文化を伝承する宇梶静江さん(84)と長男で俳優の宇梶剛士さん(55)が登場。「武四郎の道は未来へとつづく」のテーマのもと、アイヌの血筋を引く静江さんは「武四郎先生はアイヌと寝食を共にし、生活文化を伝えた。違う文化を認め合った。アイヌの同胞たちも感謝に堪えない思い」と声を震わせた。剛士さんは「武四郎へのアイヌの感謝と尊敬の思いは今も続いている。単なる過去の人ではない」と述べた。

 最後に松阪少年少女合唱団が合唱し、武四郎の生誕200年を祝った。

 武四郎は1818(文化15)年2月6日生まれ。生誕200年を迎える今年2月から来年1月までをメモリアルイヤーとし、巡回展「松浦武四郎」が帯広(12月15日~来年2月11日・道立帯広美術館)と札幌、津の3カ所で予定されるなど、武四郎の知名度向上などを目的にした記念事業が展開される。

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