5季ぶり御神渡り奉告 諏訪大社に注進状

今冬の御神渡りについて記した注進状を手渡す八剱神社の宮坂大総代(左)
5季ぶりに諏訪湖上に出現した御神渡り(御渡り)の結果を諏訪大社に伝える注進奉告式が17日、諏訪市神宮寺の諏訪大社上社本宮であった。判定と神事をつかさどる八剱神社(同市小和田)の氏子総代30人が参列し、拝観式で正式に認定した御神渡り3本について書いた注進状を神前にささげた。
注進状には、同市豊田の旧六斗川河口付近から下諏訪町赤砂崎付に延びた一之御神渡り、上川河口付近から諏訪大社下社の方向へ延びた二之御神渡り、諏訪市湖岸通り1の千本木川付近から延びた佐久之御神渡りについて、起点の下座と終点の上座の地点、拝観式当日の気温や氷の厚さなどを記した。宮坂英木大総代が2通を、大社の神職に手渡した。大社は近く、注進状の内容を宮内庁に言上、気象庁に報告する。
今季の諏訪湖は1月13日に一度全面結氷したが、気温上昇や雨で解氷。同27日に再び全面結氷し、御神渡りは今月2日に出現。5日に拝観式を行った。
宮坂大総代は「やっと奉告ができた。務めを果たし、ほっとしている」。宮坂清宮司は「結氷と解氷を繰り返し、そのつど自然の恐れと畏敬の念を持った。御神渡りができ明るい兆しになったので、良い年になってほしい」と語った。
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