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伝統文化発信に大忙し ウポポイ開業などで関心高まり依頼増える-苫小牧アイヌ協会

歌や踊り、楽器演奏の練習を重ねる苫小牧アイヌ協会の会員ら(写真中央に澤田会長)

 苫小牧アイヌ協会(澤田一憲会長)は10、11月の両月、苫小牧市内外で、伝統儀式や踊りの披露、出前授業に大忙しだ。来年4月に白老町での民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を控え、アイヌ文化への注目が高まっており、澤田会長(64)は「理解、関心を深めるきっかけになれば」と話す。

 同協会は現在、市内在住の60~70代の15人で構成。毎月第1木曜と第3日曜に市生活館(矢代町)に集まり、ムックリなどの伝統楽器やウェカプ(友を迎える踊り)、ク・リムセ(弓の舞)など7種類の演奏、歌、踊りを練習している。例年、市内の勇払川や錦多峰川河口などで儀式を行っている。

 今年は2月、後志管内ニセコ町での観光PRイベント(道主催)や苫小牧市議会の議場コンサートで古式舞踊を披露。5月には、苫小牧港・西港に英国のクルーズ客船カレドニアンスカイ号が初寄港した際、踊りで歓迎し、民族衣装を試着してもらうなどしてインバウンド(訪日外国人旅行者)と交流した。現時点で市内外の自治体、大学などから演舞や講話の依頼が予定を含めすでに13件入っている。

 今月は、2日に胆振地区連合アイヌ協会主催による慰霊式が札幌医科大学の納骨堂であり、澤田会長が祭司を務めた。5、6日の両日は宮城県宮古市の産業まつりで会員6人が民族衣装に身を包み、踊り、演奏した。

 ウポポイ開業が来年に迫り、若者を中心に、アイヌをテーマとした漫画「ゴールデンカムイ」も大人気。来年7月24日の東京五輪の開会式で、道内のアイヌが古式舞踊を披露する準備を道アイヌ協会が進めており、衣装や民具などを含むアイヌ文化全般に関心が高まっている。

 「注目度がアップする一方で、踊り手が道央圏に少ないことも(出張依頼増の)要因では」と同協会事務局。木彫りなどの講習会参加者数も、前年比約3割増しで「昨年はほぼ皆無だったのに、今年に入って問い合わせが急に増えた」と驚く。

 11月15日には苫小牧沼ノ端小4年の66人を対象に、市内では初となる出前授業を予定。その後も、道博物館(札幌)や国立民族学博物館(大阪)などへの出張を控える。

 同小は総合学習の一環でアイヌ文化についての調べ学習を進めており、授業では講話のほか、歌なども披露する予定。澤田会長は「アイヌが平和を愛する民族であることなどを子どもたちに伝えたい」と意気込む。

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