国道361号権兵衛2号橋の復旧 技術検討委を設置へ

橋台の裏側の土砂が崩れ落ちた国道361号の権兵衛2号橋=10月20日午前11時12分。崩壊はその後橋台背面にまで進み、現在は本線部分も落下している
台風19号の影響による道路崩壊で全面通行止めになっている国道361号の災害復旧が、国の直轄権限代行で行われることが決まったことを受けて、国土交通省中部地方整備局は29日、南箕輪村の国道361号権兵衛トンネル伊那側入り口にある権兵衛2号橋周辺の被災状況を評価し、復旧対策工法を検討するための「国道361号権兵衛峠道路災害復旧技術検討委員会」を設置することを決めた。11月2日に初会合を開く。
委員会は板橋一雄名城大学社会基盤デザイン工学科教授や大島洋志日本応用地質学会名誉会員、中村光名古屋大学大学院工学研究科教授ら8人で構成。第1回委員会では被災の概要や被災後の取り組み状況などを議題とする予定だ。
国道361号は10月20日朝、権兵衛2号橋で権兵衛トンネルに近い部分の橋台の裏側の土砂が崩れているのが見つかり、同日から中の原交差点(南箕輪村)―神谷入口交差点(木曽町日義)間の約18キロが全面通行止めになっている。
同区間は伊那と木曽を結ぶ重要な路線で、通勤や通院、救急患者の搬送など住民生活にも直結。長期にわたる通行止めによる観光や経済活動などへの影響も心配されている。
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