災害時に聴覚障害者と絵カード対話

新城市社協が防災対策セミナー
災害時の避難所で想定される場面をあらかじめ絵と文字で説明した「避難所お知らせ絵カード」と「コミュニケーション支援ボード」の普及を図ろうと新城市社会福祉協議会は28日、しんしろ福祉会館で社会福祉施設職員ら向けの研修会を開いた。聴覚障害者が避難所に訪れた際に応対できるよう備えた。 協議会は豊橋手話ネットワークカードとボードを活用しているのを参考に新城でも導入することにし、今年度200セットを作った。 研修会には施設管理者ら25人が参加。講師に豊橋手話通訳学習会の平松靖一郎会長を講師に招いて活用法などを学んだ。 平松会長は「聴覚障害者は音声による情報が得ることができないため、文字やイラストを取り入れたカードを掲示してコミュニケーションを図ることが有効となります」と紹介した。 ワークショップも行い、避難所に聴覚者が訪れた際にどんな被害があるのかなど状況を把握するためにカードを示して対話をした。 「避難所が設けられてさらに有効活用できるよう役割分担できるよう備えも必要。担当者がビブスやバンダナなど目に見えるようにするのも大事」と平松会長は加えた。 同協議会ではカードを福祉避難所となっている施設へ配布。今後は地域自治区などへの研修会を通じて配布を検討していくという。 問い合わせは新城市社会福祉協議会(0536・23・5618)へ。
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