
約8000人が出場した諏訪湖マラソン。スタート直後の県道は市民ランナーでぎっきり埋まり、長い列が続いた
第31回諏訪湖マラソン(長野県、諏訪地方6市町村、長野日報社でつくる諏訪圏健康推進協議会主催)は27日、諏訪市の諏訪湖ヨットハーバーを発着点とする日本陸上競技連盟公認のハーフマラソンコース(21・0975キロ)で行われた。全国から約8000人のランナーが集まり、秋の湖畔を駆け抜けた。男子は桃澤大祐選手(26)=中川村=が大会新記録で4連覇。女子は大井亜祐実選手(28)=諏訪市=が初優勝した。
曇り空に包まれた午前10時、消防団の演奏に先導されてスタートラインに立った選手たちは号砲と共に一斉にスタートを切った。公式撮影で飛ぶ上空のドローン(小型無人飛行機)に向かって手を振るランナーも多く、にこやかな表情で走り始めた。
スタート直後から桃澤選手と牛山純一選手(35)=茅野市=が抜け出し、並走が続いたが、5キロすぎで桃澤選手が振り切り、徐々にリードを広げると、これまでの大会記録を4秒更新する1時間4分22秒でゴールテープを切った。諏訪湖マラソンはアールビーズスポーツ財団が主催するハーフマラソンチャレンジカップに加盟しているため、大会新の桃澤選手には賞金が贈られた。女子は大井選手が2位に3分以上の差をつけ、1時間22分24秒で優勝した。
次第に青空が広がり、コース沿いでは出場者の家族や友人、知人らが小旗を振りながら「頑張って」「ラストだよ」「おかえりなさい」などとエールを送っていた。友人とハイタッチをして激励する姿も見られた。仮装ランナーが観客を楽しませ、沿道の子どもたちにお菓子を配る出場者もいた。
開会式で佐久秀幸大会長は「諏訪湖マラソンが地域を元気にするような大会となり、選手の皆さんにとって一生の思い出となるような大会になれば」とあいさつした。
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