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「森友事件スクープ」記者の役目は社会正義の実現

 豊川市の護憲活動団体とよかわ九条の会は26日、市文化会館で「とよかわ九条の会14周年のつどい」(東愛知新聞社後援)を開いた。NHK記者時代に森友事件をスクープした大阪日日新聞編集局長・記者の相澤冬樹氏が「社会正義の実現めざし生涯一記者」の演題で講演し、事件報道の真相やジャーナリストのあるべき姿を語った。  相澤氏はNHK在職中、大阪の学校法人・森友学園への国有地払い下げを巡る8億円の値引きをスクープし、退職して昨年9月から現職となってからも取材を続けている。  当時、情報をつかんだ相澤氏はテレビニュースで報道した際、上司から森友学園の「安倍昭恵名誉校長」という部分を原稿から削除されたり、報道局長から「あなたの将来はないと思え」と言われるなど忖度(そんたく)や圧力とも受け取れる言動があったことを明かし「権力に都合の悪いネタを出させないという露骨な圧力があった。偉くなりたい、いまの立場を守りたいというNHKの上層部が政権をヨイショしようとした」と指摘した。  また、車いすの利用者がJR京橋駅のエレベーター新設を求めた訴訟や、脳性麻痺(まひ)の男性が代筆による投票を認めてもらおうと起こした裁判などを例に挙げて「裁判の勝ち負けではなく、訴えを起こした人の声をしっかりと紹介することが報道の仕事。誰であっても権力者を相手に裁判を起こすことができる。弱者や不当な状況に置かれている人のためが、すべての人たちのためになることがある」と主張した。  そして、記者の初任地で事件・事故を取材した「サツ回り」時代のエピソードも交えて「記者は情報を取らないと話にならないが、『リーク』とはまた違う。リークは権力者が都合のいい情報を漏らすだけのことで、権力者の金儲けにしかならない。報道の真の目的は世のため人のためで、それが社会正義の実現につながる」と語った。  会場では、森友事件を巡る取材の真相をつづった著書「安倍官邸VSNHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」(文藝春秋)の販売とサイン会も行われた。

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