真っ白なスズメ現る

雨が降る中、電線に止まる白いスズメ(24日、上富田町生馬で)
真っ白い姿のスズメが24日、和歌山県上富田町内で見つかった。稲刈りが終わった田んぼの周辺で、若鳥とみられる群れの中に1羽の白い鳥が交じっているのを通り掛かったドライバーが発見。専門家によると、何らかの理由で白くなった「白化(白変)個体」とみられるという。
田辺市鮎川の自営業、野久保貴博さん(48)が同日午前11時ごろ、たまたま車で通り掛かった際、スズメの群れの中に白い個体がいるのを見つけた。
県立自然博物館によると、このスズメは目が黒いことから、黒いメラニン色素を完全に作れない「アルビノ」ではなく、何らかの理由で体が白くなっている白化個体とみられる。
白化個体になるのは、体の一部だけメラニン色素を作れないとか、作れるが定着しないなど、さまざまな理由が考えられるという。
野久保さんは「人生で初めて見た。白いスズメは幸運の鳥とも言われているので、見ることができて良かった」と話した。
日本野鳥の会県支部の津村真由美幹事(田辺市秋津町)によると、この鳥は、今年の春に生まれた若鳥の群れの1羽とみられる。「部分的に白化しているのは割とよくいるけれど、全身白いというのは珍しい。目立つので天敵に狙われて生き残るのが難しいと思うが、頑張ってほしい」と話していた。
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