淡く光る毒キノコ 「ツキヨタケ」

ブナ林で淡い光を発するツキヨタケ(田辺市龍神村で)=長時間露光
シイタケに似た毒キノコ「ツキヨタケ」が、和歌山県田辺市龍神村の護摩壇山で淡い光を放っている。森林公園総合案内所によると、例年より発生が遅いという。
ツキヨタケは8~10月に生えやすい。大きなものはかさの直径が20センチを超える。主に裏のひだが発光する。食中毒になりやすいキノコで、県内でも発生している。
護摩壇山では、標高900~1300メートル付近の主にブナの倒木に生える。重なるように出ることもある。暗闇の中で見つけると、白くほのかに光って幻想的だ。
案内所の管理人は「例年は9月に多く発生する。今年は8月下旬に少し確認したが9月はほとんど見られなかった。全体的な発生量も少ないのかもしれない」と話している。
関連記事
願いを込めて縁起物作り 根室金刀比羅神社【根室】
【根室】根室金刀比羅神社(前田穣宮司)の縁起物作りが最終盤を迎えている。9日には巫女(みこ)たちが願いを込めて縁起物作りに精を出した。 今年も初詣に向けた準備は11月から始まっており、準...
秋サケ漁獲伸びず 高水温影響、根室30%減、釧路11%増
根室、釧路沿岸の秋サケ定置網漁が11月末までに終漁し、漁獲数量は根室管内が249万3000匹(前年比30%減)、釧路管内が48万3000匹(同11%増)となった。2022年は漁獲数量が前年の...
恐怖や別れ、未来への希望 ウクライナ子どもの絵画展 長野県伊那市
戦時下のウクライナの子どもたちが描いた絵の展覧会が9、10日、長野県伊那市荒井のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれている。空襲への恐怖や家族との別れ、未来への希望などを絵にした112点を展示。...
ハタハタ不漁「大黒様のお歳夜」苦慮
「大黒様のお歳夜(としや)」の9日、庄内の鮮魚店では大黒様にお供えするハタハタ焼きに追われた。長く庶民の味として親しまれてきたが、最近は庄内浜の水揚げが極端に少なくなり高級魚としてのイメージが定着...