冬の使者オシドリ飛来

湖面を優雅に泳ぐオシドリ(小野湖で)
朝晩の冷え込みが増す中、冬の渡り鳥オシドリが小野湖に飛来し始めた。一帯は餌となるドングリが豊富にあり、国内有数の飛来地として知られる。木陰で休憩したり、水面を進んだりして、見る人に秋の深まりを感じさせている。 毎年10月~翌年3月に飛来数を調べている宇部野鳥保護の会の原田量介会長(65)によると、オシドリはロシア、朝鮮半島、北海道などで繁殖し、寒くなると西日本に南下する。小野湖周辺は、昨年よりもコナラやクヌギなどが多く実っているため、飛来増が期待できそうという。 オシドリの雄は、イチョウの形をしたオレンジ色の両羽が特徴で、灰色をした雌と連れだって泳ぐ。10月は約50羽ぐらいだが11月下旬と1~2月には1000~1500羽が飛来し、「オシドリのじゅうたん」をつくることもある。 原田会長は「木陰を好み、木の枝に止まることもあるのでバードウオッチング初心者は見つけにくいかも。集まるポイントを注意深く探ってみて」と話す。 同会は観察のこつを知ってもらおうと、20日、11月17日、12月15日、来年1月19日、2月16日、3月15日の全6回、アクトビレッジおのを集合場所にオシドリウオッチングを行う。時間は午後1時半から。小野湖の自然についての講話もある。
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