全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

長野日報社

人工授精した牛が出産 上農高生が感動の対面

「ほっとしました。元気に育ってね」。上伊那農業高校(南箕輪村)生物科学科動物科学コース3年の市ノ羽和泉さん(18)=伊那市=が人工授精をした実習用繁殖牛2頭が18日、それぞれ子牛を産んだ。自主練習を重ね、昨年暮れに人工授精に挑戦した市ノ羽さん。受胎後も「とにかく無事に…」と祈りながら見守ってきた。「生命の創造」に関わらせてくれた学校や教諭らに感謝し、「牛にもお礼を言いたい」と何度も何度も牛たちの体をなでた。

このうち、5歳になる繁殖牛「かつみ」は18日未明に雌牛を出産したとみられ、朝に牛舎へ立ち寄った同級生から知らせが届いた。自力で立とうとする姿を見ると、市ノ羽さんは「頑張って」。「かわいい」「元気そう」と笑みが絶えなかったが、個体識別の耳標を付ける際には「痛いかな…」と心配顔になった。

もう1頭は午後に雄牛を産んだ。学校の理解を得て出産に立ち会うことができた。

同校では黒毛和種を10頭飼育する。繁殖は資格を持つ教員が担うが、家畜人工授精師の境久雄教諭が意欲と上達ぶりをみて、自らがサポートに入ることで体験の機会を与えた。頚管の見つけ方やつかみ方の訓練を重ね、昨年12月30日、専用の器具を使って精子を雌牛の体内に注入。5月には超音波画像診断装置による妊娠鑑定をした。

雄には「上農和福」、雌には「じょうのう いずみ」と名を付けた。「自分の名は恥ずかしいし、呼びにくい」と抵抗したが、「やっぱ、いずみでしょ」と同級生に押し切られた。「楽しそうに取り組んでいた。苦労とか、努力とか、そういう感覚は彼女にないと思う」と境教諭。「人工授精をして、立派な牛の”お父さん”になってくれた」と賛辞を送った。

雌牛も誕生したことで二重の喜びとなった。雄牛はやがて市場出荷されるが、血統の優れた牛から誕生した雌は繁殖用として牛舎に残る。進学して動物に関わる仕事を目指す市ノ羽さん。「将来に生かせる貴重な経験ができた」と振り返り、「卒業まで牛たちを見守って、写真も動画もいっぱい撮る。卒業しても会いにくる」と目を輝かせた。

関連記事

紀伊民報社

地域の名産を目指して 「てまり家」のカレーせんべい

 和歌山県田辺市上秋津の卸売業者「てまり家」(熊本幸夫社長)は、地域を盛り上げようと新土産「チンチーンカレーせんべい」の販売を始めた。  同社は梅の卸売りなどを手がけており、今回の商品は「お客さ...

むかわ竜実物化石を展示 4月穂別恐竜博物館開館

 むかわ町穂別博物館は14日、4月25日のオープンに向けて建設中の町穂別恐竜博物館の恐竜館を報道陣に公開した。町内で発掘されたカムイサウルス・ジャポニクス(通称むかわ竜)の実物化石(全長8㍍)と全...

荘内日報社

摩耶山「しぼりたて」「にごり酒」 温海16店で限定販売 新酒発表会〝左党〟集う

 鶴岡市温海地域の越沢地区に湧き出る郷清水(ごうしみず)で栽培された「はえぬき」で仕込んだ摩耶山ブランドの新酒「しぼりたて」と「にごり酒」が出来上がった。20日から温海地域の酒店(16店舗)で限定販売...

みちびきの高精度測位で植栽省力化 幕別・大坂林業が内閣官房の「イチBiz..

 内閣官房が主催する、地理空間情報を活用したビジネスアイデアコンテスト「イチBizアワード」で、大坂林業(幕別町、松村幹了代表)が2025年度の最優秀賞に選ばれた。同社は日本が運用する測位衛星「み...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク