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紀伊民報社

「におわないブリ」 試験的に給食で

ブリの照り焼きを食べる子どもたち(15日、新宮市で)

 新宮市教育委員会は15日、近畿大学が開発した養殖ブリ「におわないブリ」の料理を試験的に給食で提供した。近大や新宮市の支援を受けて設立した水産加工会社「食縁(しょくえん)」(新宮市佐野、社長=有路昌彦・近大教授)が加工・販売しているもので、市教委は今後、本格的に導入する方針だ。

 近大は魚離れが進む背景に、においを気にする人が多いことに着目。企業と協力し、養殖のための専用配合飼料や特殊な真空パックなど、においを抑える技術を開発した。  食縁は2013年5月の設立。新宮港の工業用地に本社工場があり、国内の養殖業者が育てたブリを工場で加工、冷凍して国内外に販売している。  市教委によると、昨年12月、食縁からこの養殖ブリを地元の学校給食で活用してほしいという申し出があり、今回、試験的に活用。蓬莱共同調理場(新宮市徐福2丁目)で照り焼きにし、丹鶴幼稚園と王子幼稚園、三輪崎幼稚園、高田中学校などで計134食を提供した。  丹鶴幼稚園では、子どもたちが「おいしい」などと言いながら照り焼きを食べた。食縁の植地亮介・製造本部工場長は「子どもたちがおいしそうに食べてくれてうれしい。地元でも多くの方に食べていただき、『新宮のブリ』というぐらいに名物になってくれたら」と話した。  市教委の北畑直子・教育部次長は「栄養士も子どもたちに魚を食べさせたいと言っており、今後、前向きに取り入れるようにしていきたい。地元に工場があるので、将来的には子どもたちの工場見学や出前講座などでも活用させていただければと思っている」と話した。

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