大内氏の信仰や支配などテーマ別に特別展
初公開された西郷文書(市歴史民俗資料館で)
山口市歴史民俗資料館の特別展「大内氏のトビラ-山口をつくった西国大名」は、春日町の同館で開かれている。初公開の「西郷文書」「大内殿御過去帳」をはじめ、文書、掛け軸、宝剣など62点を展示。大内氏の信仰や支配の方法などにもスポットを当て、新たな一面を伝えている。12月8日まで。 信仰・文化・支配・外交・合戦の五つのテーマごとに関連資料を展示。信仰では当主の死没年や戒名が記された「大内殿御過去帳」、合戦では豊前国(現在の大分県)の西郷家に伝わる書状など27点を収めた「西郷文書」を初公開している。西郷家は室町時代に大内氏に属し、最後の当主である大内義長が家臣の妻をねぎらって送った手紙などもまとめられている。 毛利氏が大内氏の供養のため描かせたとされる歴代当主の絵画、大内氏を題材とした近世文学、念持仏の毘沙門天立像などもある。 学芸員の田村杏士郎さんは「大内氏の歴史を最後の当主である義長まで知るきっかけになれば。県外の方にも見てほしい」と話した。
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