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荘内日報社

チューリップ咲く春夢見て

 来年春に鶴岡市立農業経営者育成施設として生まれ変わる旧いこいの村庄内(鶴岡市千安京田)の跡地で12日、敷地内にあったチューリップ園の再生に向けた整備活動が行われた。地元関係団体からボランティア合わせて約100人余が参加し、一帯の草刈りや、植栽予定地の耕運作業などに取り組んだ。

 旧いこいの村庄内敷地内にあったチューリップ園は、最盛期で約10万球が植えられ、春の見頃の時期には数万人が訪れるなど庄内の春の風物詩として長年親しまれていたが、2016年の施設閉館に伴い放置されていた。翌17年から、地元有志やNPO法人などが敷地所有者の県の許可を得て球根の掘り起こしや手入れといった保全活動を実施。同じ場所への再度植え付けまではかなわなかったが、県を通じて球根配布を募り、県内の保育園や小学校などへ譲渡した。

 チューリップ園再生が再浮上したのは、市の進める「農業経営者育成学校」の開校。周辺敷地の整備を検討する中でチューリップ園再生計画が具体化。球根保全活動に取り組んできたNPO法人おうらの里おおやま再生プロジェクトチューリップ球援隊を実施主体に、市の助成金を球根購入に充てるなどして計約3万球を定植、来年春の時点で面積的にチューリップ園の2分の1ほどを復活させる計画。

 この日の活動は午前中いっぱい行われ、施設周辺の自治会、森林組合、旅館など観光業関連をはじめ、農業経営者育成学校の関係者、同市職員などが参加。敷地内で伸び放題となっていた雑草や雑木、遊歩道などにたまった枯れ葉などを片付けたほか、植栽予定地をトラクターで耕した。

 参加した西郷地区自治会副会長の富樫和男さん(68)=鶴岡市辻興屋=は、「地元住民会としても、放置されていたチューリップ園への関心はかなり高かったが、植え付けや球根の手入れなどを全て自分たちで担うとなると、現実的に難しかった。できる範囲で今後も協力したい。また孫を連れて来られると思うと春が待ち遠しくなる」と話した。

 今後、再度ボランティアを募り11月9日(土)に球根定植作業を実施する予定。

チューリップの定植予定地を整備する参加者=12日

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