
1位に選ばれた「飾絵画文深鉢形土器」の写真を手にする職員
茅野市図書館は、県宝指定の縄文土器47点の「押しメン」ならぬ“押し土器”を決める「総選挙」の結果を発表し、同市玉川の下ノ原遺跡から出土した「装飾絵画文深鉢形土器」が11票を獲得し、1位に輝いた。同館正面入り口に同土器の写真を展示して、祝福している。
装飾絵画文深鉢形土器は、縄文時代中期(約3000年前)ごろの土器。高さ30・5センチで縁部に大小複数の輪っかが取り付いてあるほか、胴部には複雑な文様が全面に施されている。同館は1位になった理由を「見た目が豪華で、人目に付きやすかったのではないか」と話している。
総選挙は、某アイドルグループの人気投票にならって、昨年県宝に指定された同市尖石縄文考古館所有の縄文土器を多くの人に知ってもらおうと、9月14~29日に同館で実施。子どもからお年寄りまで多くの利用者が投票した。
総投票数は74票(うち無効1票)で、土器47点のうち30点に投票があった。上位には「蛇体把手付深鉢形土器」や「香炉形土器」など形や装飾が特徴的な土器が多かった。同館は11月24日まで47点の写真を同館に展示し、市内の縄文遺跡の資料など関連書籍も紹介している。
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