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釧路新聞社

第70回まりも祭り開幕【釧路】

「チカップウポポ」などこの日だけの特別プログラムが観客を魅了した記念公演

国の特別天然記念物マリモの生息環境保全を目的に8日開幕した第70回まりも祭りは2日目の9日、70回記念公演が釧路市阿寒湖温泉の阿寒湖アイヌシアターイコロで開かれた。

訪れた多くの観光客らが、全国のアイヌ民族のサブリーダーと地元アイヌ民族合わせて約40人による古式舞踊の競演を楽しんだ。

 記念公演は文化庁の補助を受け、阿寒湖温泉アイヌ文化推進実行委員会が主催して行った。まず地元の阿寒アイヌ工芸協同組合のメンバーが、古式舞踊の現在として「座り歌」から踊り「ウタレオプンパレワ」、トンコリとムックリの演奏などを披露した。

 次に、来年の東京五輪・パラリンピックで古式舞踊を見せたいとして活動する各地のサブリーダーたちが「タプカラ」「タクサの踊り」などを演じた後、十勝、旭川、千歳の歌を紹介する「ウコウクウポポ」、阿寒、平取、旭川の踊りを合わせた「チカップウポポ」を披露。阿寒とサブリーダーの女性たちによる「フッタレチュイ(黒髪の踊り)」で締めくくった。

 第3部では、イコロで行われている新プログラム「ロストカムイ」でオオカミ役として踊っているプロダンサー3人がサブライズゲストとして登場し、コンテンポラリーダンスを披露。70回を記念し、これまで祭りに参加して貢献した各地のアイヌ協会やアイヌ文化保存会に感謝状が贈呈された。

 実行委メンバーでNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構の山浦祥治副理事長は、全国に持ち去られたマリモの返還を呼 び掛けるために始まった「まりも祭り」が70回を迎えたことにお礼を述べながら、「マリモを育んでくれる自然への感謝を全世界に発信したい」とあいさつした。

 最終日の10日は午前10時30分から、阿寒湖アイヌコタンから湖岸園地までアイヌ民族が行進する「まりも行列」のほか、同園地でマリモを湖に送る儀式が行われる。

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