全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

八月踊り復活へ出身者奮闘 加計呂麻島実久集落

久しぶりに集落本来の八月踊りで締めくくった実久三次郎神社大祭=7日、瀬戸内町実久

 鹿児島県瀬戸内町加計呂麻島実久集落(安田則夫区長、11世帯16人)の出身者有志が同集落の八月踊り復活に向けた取り組みを始めた。7日にあった実久三次郎神社大祭では、これまでに覚えた4曲を披露。中心となって復活に取り組む長瀬孝一さん(80)=同町清水=は「今後も踊れる曲を増やし、若手につなげていきたい」と力を込めた。

 出身者や住民によると、同集落の八月踊りは20年ほど前まで問題なく祭りの最後に踊られていたが、踊りができる住民の高齢化や島外への引き揚げ、受け継ぐ世代の不在などで次第に踊ることができなくなった。近年は他集落住民の力を借りて踊っている。

 シマ(集落)本来の八月踊りを復活させたい―。長瀬さんら出身者の思いは年を追うごとに募ったが、踊りを指導できる人材も動画や歌詞集などの記録もなく、取り組みはなかなか進まなかった。今年3月、長瀬さんの下に東京都在住で同集落出身の露﨑博子さん(71)から動画記録(DVD)が届いたことで弾みがついた。

 長瀬さんは、北九州在住の出身者から数十年前に送られてきた八月踊り唄の録音テープを起こし、歌詞集を作成。町内在住の出身者らに声を掛け、8月から祭りに向けた練習会を始めた。17曲全てを習得するには時間が足りないため、比較的覚えやすい「ほこらしゃ(足なれ)」「はぎゃぐぃ」など曲を選び、1曲ずつ担当を決めて振り付けを覚えた。

 7日の本番では、長瀬さんがマイクを使って歌い、各踊りの担当者が手本を示して参加者を先導した。

 復活へ向けた大きな一歩に長瀬さんは「同じ思いを持った出身者がタイミングよくつながったことで今回の取り組みが実現した」と喜び、「来年はみんなで歌も歌えるように練習を続けたい。八月踊りには曲順があるので、やはりその通りに踊れるようにもしていきたい」と張り切っている。

 露﨑さんは1998年、八月踊りの継承に危機感を感じ、地元住民の協力を得て踊りを収録した本人。関東でも出身者らで実久の八月踊りを継承しようと練習を続けているという。地元での取り組みを聞き、「うれしい。東京にいてもシマを愛する思いは変わらない。いつか一緒に踊ることができたら」と感激した様子だった。

関連記事

釧路新聞社

水草、エゾシカ餌に活用【阿寒湖】

   国の特別天然記念物マリモの保護組織「阿寒湖のマリモ保全推進委員会」(小林道之会長)は今年度、マリモ群生地保全のため刈り取っている阿寒湖の水草を活用した新たなプロジェクトに取り組む。前田一歩園...

鳩間小中学校 カヌーで島を一周 児童生徒ら海洋学習楽しむ

 竹富町立鳩間小中学校(片平雅明校長、児童1人・生徒5人)は5月29日、竹富町教育委員会が推進している事業「竹富町海洋教育」の一環として、カヌーによる鳩間島一周(約3・8㌔)を全児童生徒と学校職...

長野日報社

移住促進にママ目線 伊那市の5人、ガイドブック作成中

 伊那市内で子育て中の母親5人が、市の魅力を発信する移住ガイドブックの作成に取り組んでいる。市から依頼を受け、IターンやUターンの経験を生かしながら”ママ目線”で製作。豊かな自然や暮らしやすさを...

街路樹に優雅なコチョウラン 奄美市名瀬大熊町

 鹿児島県奄美市名瀬大熊町の街路樹に着生させた200本のコチョウランが、優雅な白い花を咲かせている。大熊町内会の重田茂之会長(71)は「多くの方々にきれいな花を見て楽しんでほしい」と話している。 ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク