神社の魅力見て知って バスツアー初企画【釧路】
釧路、根室、十勝管内の神社で構成する、北海道神社庁六区教化委員会は20日、釧路管内の神社を巡るバスツアー「はじめての神社」を実施する。神主同行で四つの神社を回り、作法を学ぶという初めての試み。全国的にみても珍しい取り組みで、同委員会は参加者を募っている。
北海道神社庁六区教化委員会によると、初詣の際、「いつ鈴を鳴らすのか」「礼やかしわ手の回数が分からない」など、素朴な疑問を抱きながらお参りをする人が少なくないという。さらに「釧路に点在する神社を訪れたい」という要望にも応えようと、霧多布神社禰宜(ねぎ)の熊谷晃一さん(32)らがバスツアーを初めて企画した。
バスツアーの旅程は午前9時、釧路厳島神社に集合。鳥取神社、白糠厳島神社、阿寒神社を巡り、釧路厳島神社に戻る予定。参加者は、作法やおはらいの受け方を体得し、それぞれの神社の歴史や特徴についても理解を深める。移動の車中ではガイド役の神主による解説があり、寺社の参拝時に押印される御朱印にも対応する。
「一昔前まで神社の作法は、各家庭で伝えられてきたが、近年は難しくなってきている」と実感する熊谷さん。バスツアーは、日本人の心を再認識する機会にもしたいとした上で「将来的には、外国人も案内し、神社の魅力を紹介したい。霧多布神社をコースにするツアーも用意できれば」と話している。
参加費は昼食代、保険代込みで1000円。定員40人。申し込み締め切りは10日。申し込み、問い合わせは平日のみで、熊谷さん090(5225)4375へ。
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