アフリカツメガエル駆除作戦

泥まみれになりながらアフリカツメガエルを探す参加者(29日、田辺市新庄町で)
和歌山県田辺市新庄町の鳥ノ巣半島で29日、外来生物アフリカツメガエルの駆除があった。県の条例に基づくもので、田辺中学校と田辺高校の生物部員と一般ボランティアら約60人が参加した。
参加者はゴム長靴をはき、事前に水を抜いていたため池(約370平方メートル)に入って、たも網で生物を捕獲。在来種のニホンウナギやヤゴ類、エビ類などを保護した。外来ガエルは亜成体3匹とオタマジャクシ4匹を捕まえた。泥に潜ったりして捕り残した外来ガエルを窒息させるため、ため池に一辺20メートルと10メートルのネットを1枚ずつ張った。
中学生の時から参加しているという田辺高校生物部1年の田中壮侍君(16)は「一般の人が積極的にやってくれて心強かった。広く知ってもらうのが重要なので、いい機会になった」と話した。
4月に外来生物条例が施行されたのを受け、両校生物部と地元関係団体、田辺市、県で設立した「鳥ノ巣半島生物多様性保全推進協議会」が駆除活動を続ける。半島には約40のため池があり、30ほどで外来ガエルの生息が確認されている。年内に14の生息池で、来年度には残りの生息池で駆除を予定している。
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