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長野日報社

宿泊の新スタイル提案 原村の空きペンション大規模

長野県原村のペンション・ビレッジ内の空き家になっていたペンション1棟でリノベーション(大規模改修)が始まっている。まちづくりやウェブデザインなどを手掛ける合同会社「ヤツガタケシゴトニン」(同ビレッジ内)が進める事業。外観は生かしつつ、内装や設備、家具などを一新する。アウトドアとサイクリングをテーマにした新しい宿泊スタイルを提案したい考え。来春のオープンを目指している。

同社は8月に所有者から敷地を含むペンション1棟を購入。築40年の木造2階建て。敷地は約1100平方メートルで、延べ床面積は約290平方メートル。5年ほど使用していなかったため建物の傷みは激しいという。

新施設は「素泊まり」で、共同キッチンで各自調理をしてもらう。シングルルーム、ファミリールーム、ドミトリー(相部屋)など用途に応じた7部屋を用意。敷地内の野外でキャンプやバーベキューができるスペースも設ける。倉庫を改修して自転車20台を収納し、レンタサイクルも行う構想だ。1~3週間の長期滞在を想定する。

ビレッジは40年余りの歴史を持つが、オーナーの高齢化や跡継ぎ不足、建物の老朽化、空き家などが問題化してきた。最盛期には90軒ほどあったペンションは、現在は60軒ほどの営業にとどまる。近年は既存施設を飲食店やカフェ、シェアハウスなどにする新しい動きも出ており、観光地として過渡期を迎えている。

同社代表の中村洋平さん(39)は同ビレッジで生まれ育った第二世代。ビレッジを次の世代に残すため、リノベーションの可能性を模索してきた。今回はその第一弾に位置付ける。「既存施設を生かしつつ、時代に合ったものにしていきたい。今後、テーマを持った宿泊施設が増え、ビレッジ全体でさまざまなニーズに対応できできたら。次につながるリノベーションにしたい」と思いを話した。

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