全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

紀伊民報社

イタドリの花でお茶

試作のお茶を作るため、イタドリの花を収穫する県林業試験場職員(上富田町生馬で)

 紀南の道路沿いや草むらで山菜のイタドリ(通称ゴンパチ)が白い花を咲かせている。花には健康維持や病気予防などに効果があるとされる機能性成分が他の部位より多く含まれ、県林業試験場(和歌山県上富田町)ではお茶として活用することを検討しており、試作品を作るため、花を収穫している。

 イタドリは8月下旬から10月上旬ごろに2、3ミリほどの小さな花を枝先や葉の脇に多数つける。若い株ほど早く花を咲かせる傾向があるという。和名は根茎を民間薬として関節炎などに使うため「痛みを取る」から転じたといわれている。
 近年、県工業技術センター(和歌山市)との研究で、これまで利用されなかった花や皮、葉などにポリフェノールやクエン酸などの機能性成分が多く含まれていることが分かった。特にポリフェノール成分は花に多く含まれている。
 林業試験場と工業技術センターは日高川町生活研究グループイタドリ部会と共同研究で現在、お茶の試作品作りに取り組んでいる。機能性の多い部位を用い、加工方法やブレンド割合などを検討し、商品化を目指す。
 本年度中に加工や調理に関するマニュアルを作成する予定で、林業試験場の坂口和昭特用林産部長は「イタドリは高齢者でも取り組める栽培種。県内の年間消費量を現在の3倍の30トンを目標に研究している。そのためにもさまざまな可能性を探りたい」と話している。

関連記事

長野日報社

三光寺の河津桜 広がる色彩 長野県富士見町

長野県富士見町落合上蔦木の三光寺(川窪俊英住職)で河津桜が見頃を迎え、本堂の南東側の庭に濃いピンク色の花が広がっている。咲き具合は木によって異なり一部は葉桜に変わりつつあるが、今月いっぱいは楽...

清掃活動連続1000日を達成 田中さん「まだまだ拾い続ける」

 「アースクリーン」として2020年7月からボランティア清掃活動を続ける田中秀典さんの連続記録が27日で1000日を迎えた。この日は、午前6時から桃里の海岸を清掃。賛同する仲間たち約40人でビーチクリーンを...

釧路新聞社

在外教育施設派遣の川堰、松下教諭帰国報告【釧路】

  在外教育施設の教員として文部科学省の制度により派遣されていた、台中日本人学校(台湾)の川堰清美教諭(釧路市立鶴野小学校)と、シカゴ日本人学校(アメリカ)の松下美保教諭(同音別小学校)がこのほど...

釧路新聞社

釧路市役所、2航空会社の出向者離任【釧路】

 釧路市に出向していた職員の帰任者辞令交付式が27日、市役所で行われた。新型コロナウイルスの影響で2021年度に航空会社から出向していた横澤友絵さん(51)さんと服部まゆかさん(46)も戻ること...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク