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荘内日報社

「刀剣乱舞」とコラボ企画 若い女性中心ににぎわう

 鶴岡市の致道博物館(酒井忠久館長)で26日、「出羽国庄内藩主 酒井家名宝」展が始まった。酒井家に伝わる国宝の太刀や重要文化財の書、甲冑(かっちゅう)など約60点を展示。刀を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)―ONLINE―」とのコラボレーション企画も行われ、若い女性を中心に初日は200人を超える来場者でにぎわった。

 徳川四天王筆頭・酒井忠次が徳川家康から武功の証しとして拝領した「太刀 銘 信房作」や刀剣を収める拵(こしらえ)「金梨子地葵紋散糸巻太刀拵(きんなしじあおいもんちらしいとまきたちこしらえ)」をはじめとする、同館所蔵の国宝を4点展示。同じく同館所蔵の重要文化財「短刀 銘 吉光(名物信濃藤四郎)」は「刀剣乱舞」で信濃藤四郎の名でキャラクター化されている短刀で、劣化が少なくうぶな状態に近いとされ名刀の呼び声が高い。この拵「黒漆塗合口拵(くろうるしぬりあいぐちこしらえ)」が長年行方不明の末に昨年発見、初公開で注目を浴びている。

 庄内藩初代藩主・忠勝が「一字千金」で買い取った逸話が残る重要文化財の書「禅院額字 潮音堂(ぜんいんがくじちょうおんどう)」ほか、酒井家が譲り渡した黒川能上座・下座所蔵の能面などの展示品も並ぶ。初日を迎え、同館の菅原義勝学芸員は「地元の人にも酒井家や庄内藩の誇れる歴史を見直すきっかけとして、見に来てもらいたい」と話す。

 同館では刀剣乱舞のコラボレーションとして、キャラクターパネル展示や来場者へオリジナルカードのプレゼント、お菓子やクリアファイルといったオリジナルグッズの販売もしている。

 展示会期中は、▽酒井忠久館長講話(29日午後2時から)▽記念講演会「松平家忠日記」にみる酒井忠次(10月5日午後2時から)▽「刀剣乱舞―ONLINE―」コラボ記念イベント(10月13、14の両日)―もある。講話、記念講演会は事前申し込みが必要。問い合わせは同館=電0235(22)1199=へ。展示は11月4日まで。

ずらりと並ぶ重要文化財に見入る来場者

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