全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

遺族会が追悼式 忘勿石之碑で初めて 八重山戦争マラリア

焼香する佐久川勲会長=25日午前、忘勿石之碑

碑の近くにはこの事実を忘れまいと「忘勿石 ハテルマ シキナ」の文字が刻まれている=25日午前、南風見田海岸

 【西表】八重山戦争マラリア遺族会(佐久川勲会長)は25日、西表島南風見田海岸の忘勿石之碑で初めて追悼式を行い、参列者が献花や黙とう、鎮魂歌で犠牲者を悼み恒久平和を願った。追悼式後は、古見小学校で平和学習を行った。

 戦後74年を経過した今もマラリアで家族を亡くした体験が心に刻まれているという佐久川会長(79)は献花後、犠牲になった児童らの名前が刻銘されている碑を前に「たくさんの児童が亡くなった悲劇を忘れない。教え子を亡くした識名信升校長の思いを語り継いだ故・平田一雄会長に厚く御礼申し上げたい」と述べ「ここに立つと犠牲者の声が聞こえてくる。いつまでも平和の花を咲かす活動をしていきたい」と声を詰まらせた。

 東宇里永清副会長、田本徹顧問、唐眞盛充事務局長も焼香し御霊を慰めた。

 同会は5年ほど前から追悼式を計画していたが、天候や日程の都合が合わず見合わせていた。

 第2次世界大戦末期、軍命で波照間島の子どもたちはマラリアがまん延する西表島に強制疎開させられた。南風見田には1590人が移動させられ、わずか4カ月で児童を含む85人が犠牲になった。同碑のすぐ近くにある岩には識名校長が刻んだ「忘勿石 ハテルマ シキナ」の文字が残っている。

関連記事

紀伊民報社

不登校の子持つ親支援 「親カフェ」

 子どもが不登校や不登校気味で悩む保護者を支援しようと、和歌山県上富田町の「かみとんだ女性議員の会」が20日、同町朝来の喫茶店「Rカフェ2」で、つながりや語り合いの場「親cafe(カフェ)」を開...

「ウマ娘」とコラボ 27日からデジタルスタンプラリー 苫観光協会

苫小牧観光協会はゴールデンウイーク期間中の27日から5月6日まで、人気ゲーム・アニメの「ウマ娘」と連携した初のイベント「市内周遊 出走! スタンプラリー」を実施する。ウマ娘の等身大パネルを市内の観...

荘内日報社

鼠ケ関「神輿流し」 豊漁と海上安全願う 満開の桜の下 春の伝統行事

 鶴岡市鼠ケ関の弁天島にある厳島神社の例大祭行事「神輿(みこし)流し」が15日、鼠ケ関地区内で行われた。神輿を担いだ白装束姿の若い男衆たちが地区内を練り歩いた後、鼠ケ関川に入り神輿に威勢よく水を掛け...

音更ハピオ30周年企画続々 豊西牛祭りやロゴトート

 音更町内のスーパー・ハピオは今年、開店30周年を迎える。記念事業として、企業とのコラボ商品やオリジナル商品を随時販売していく予定で、「特別感のある商品で日頃支えてもらっているお客さまに還元したい...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク