保育園児がせっけん作り しな織の里・鶴岡市関川
しな織の里・鶴岡市関川に隣接する木野俣の福栄保育園(五十嵐美智園長)で20日、シナノキの花を使用したせっけん作り体験が行われた。6月下旬にシナノキの花を摘み、乾燥などの作業を手伝った園児たちは、花を手に取り香りや感触を確かめていた。

摘んで乾燥させたシナノキの花に触れる園児たち
地元の地域資源と伝統文化を幼少期の貴重な体験として経験してもらおうと、関川に関わる若者でつくる企業組合法人「羽越のデザイン企業組合」(冨樫繁朋代表理事)が企画した。
園児たちは昨年秋に関川のしな織センターを訪れ、今年4月にはシナノキの栽培地を見学するなど、事前学習を行ってきた。この日は園児12人と園長らが参加。乾燥させたシナノキの花を手でほぐし、熱湯を注ぎ搾り出した淡黄色の液をせっけんの素地と練り合わせ、手で形を整えていく行程をグループに分かれて行った。園児は「上手になーれ」とおまじないをかけながら練り合わせ、ハートやアヒル、串に刺した団子など、思い思いの形にしていった。
冨樫代表理事は「作ってそれで終わりではなく、園児たちがせっけんを家庭に持ち帰り、どんなことをしてきたのか、関川のことを話すきっかけにつながれば」と話した。関川では2016年に自治会や住民、市などと連携して「しなの花活用プロジェクト研究会」を組織。乾燥させたシナノキの花から蒸留して得た抽出成分を基に抗酸化成分を豊富に含むせっけんと化粧水を開発し、同組合が販売を担っている。
関連記事
6日は梅干しおにぎりを 「梅の日」呼びかけ
和歌山県みなべ町は、6日の「梅の日」に梅干しおにぎりを食べて、と呼びかけている。町内の学校などでは、子どもが自分で作って食べるという。 同町では、町村合併10周年の2014年10月1日に「梅...
雨の中、白熱のバトル 北洋大でイベント ストリートスポーツ楽しむ
子ども向けの二輪車競技「ランバイク」からダンスバトルまでさまざまなストリートスポーツを楽しむイベント「FuturePeaceStreet(フューチャー・ピース・ストリート)」が3日、苫小牧市錦西町...
林間さんが半年かけ舞台背景の老松〝復活〟【山陽小野田】
画家の林間浩二さん(61)=宇部市西岐波村松=が、山陽小野田市下市の糸根神社(畑野紀子宮司)にある埴生芝居用の舞台の背景に使う老松の絵をボランティアで修復した。半年かけて鮮やかによみがえった...
勇壮からぐり山車 犬みこし にぎやかに 鶴岡市大山「犬祭り」 4年ぶりの行列 ..
庄内三大祭りの最後を飾る鶴岡市大山の「大山犬祭り」が5日、地区で行われた。高さ約5メートル、重さ約4トンのからぐり山車や「仮女房」が繰り出しJR大山駅前から椙尾神社まで練り歩いた。沿道には多くの見物...