威風堂々、彫刻そろう UBEビエンナーレ29日開幕【宇部】

設置完了し開幕を待つ彫刻(彫刻の丘で)
29日に開幕する第28回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)の実物制作に指定された全15点が常盤公園の彫刻の丘に出そろい、訪れた人々が一足先に、会場に並んだスケールの大きな作品を鑑賞をしている。
日本、台湾、イタリア、フィリピンの20~70歳代の作家たちが、自然や生命などをモチーフにした意欲作を手掛けた。きれいに刈りそろえられた芝生の会場には、真ちゅう製の巨大なクラゲや大理石でできた枕、ステンレスとコケで構成された卵などがあり、多様な素材で作られた独創的な作品を見て、触って楽しむことができる。 市学芸員の山本容資さんは「野外彫刻は、その日の天気などによってさまざまな姿を見せる。上に乗ったり、寝転んだり、のぞき込んだり、鑑賞者が体感できる作品も充実しているので、常盤公園の美しい自然と共に、そのスケール感や重量感を肌で感じてもらいたい。開幕を心待ちにしてもらえたら」と話した。 28日には2次審査で大賞(宇部市賞)、宇部興産グループ賞など上位8賞が決まる。その後、午後5時半からANAクラウンプラザホテル宇部で、スペイン・バルセロナ現代美術館(MACBA)のフェラン・バレンブリト館長による特別講演「アートによるまちづくり」があり、終了後に第28回表彰式・レセプションを行う。市民賞は、本展期間中の来場者投票により決まる。 会期は11月24日まで。初日は午前9時20分からオープニングイベントを開催。11時からの「彫刻×踊る・舞う2019」では、UBEビエンナーレ出品作品をテーマに、市内9団体がダンスなど14演目を披露する。
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