小規模修繕は自前で 南紀白浜エアポート
ひび割れた場所の修繕を試す南紀白浜エアポートの社員ら(白浜町の南紀白浜空港で)
南紀白浜エアポートは、運営する南紀白浜空港(和歌山県白浜町)内の滑走路や外周道路の小規模な損壊はできるだけ自分たちで修繕するようにしている。業者に頼むより費用を大幅に抑えられ、緊急時でも対応できる利点があるという。
落雷による路面の欠損、ひび割れなどは空港でも起こりうるが、被害の規模が小さいと業者側は受注するメリットが少なく、管理者は発注しにくいという課題がある。発注したとしても、時間や費用がかかる。一方、大手舗装会社が開発した補修材が市販されていることもあり、修繕が以前より容易になっている。
白浜空港ではこのほど、修繕試験があった。エアポート社の社員や、同社と業務提携している建設コンサルタント大手「オリエンタルコンサルタンツ」(東京)などから関係者が参加。外周道路の一角にあった約1メートル四方のひび割れを市販の補修材で直した。材料を敷いて水を掛け、転圧機で固めるだけの約20分で作業は終了。参加者は効果を実感していた。
エアポート社では「女性社員も含め、いざという時は誰でも対応できるように準備したい」と話している。
関連記事
手作り防災マップ制作 白浜第一小五年生
和歌山県白浜町の白浜第一小学校5年生22人は、学校周辺や通学路を歩き、危険な箇所や安全な場所をまとめた防災デジタルマップを作った。 楽しみながら子どもの防災・防犯の安全意識向上につなげよう...
苫小牧総経高 生徒開発パンなど3品試食 商品化目指す
苫小牧総合経済高校流通経済科の3年生33人が開発を進める新商品12品のうち3品を、菓子・パン製造販売三星(苫小牧市糸井)が試作し11日、同校で試食会を開いた。生徒から改良点などの意見を聞き、11月...
被爆体験者鶴岡市・洋画家 三浦さん「こんなうれしいことない」 被団協 ノーベ..
ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、日本全国の被爆者でつくる「日本原水爆被害者団体協議会」(被団協、東京)の2024年ノーベル平和賞受賞を発表した。被爆者の証言を世界に訴え、核兵器のない世界の実現に...
1日署長にアルパカのソニア 園児らと詐欺被害防止など呼び掛け【宇部】
全国地域安全運動(11~20日)に合わせ、宇部警察署(大浴信正署長)は12日、ときわ動物園(多々良成紀園長)で飼育するアルパカの雌ソニア(7歳)を一日署長に任命した。委嘱状交付式には近くの大...