全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

宇部日報社

国内最長級の救助袋を使った降下訓練

屋上から袋の中を滑り降り地上に脱出する社員(10日午前9時45分ごろ、宇部興産機械で)

 宇部興産機械(宮内浩典社長)の防災訓練は10日、小串沖の山の同社であり、社員25人が参加し、本館屋上(高さ33㍍)に設置してある国内最長級の救助袋を使った降下訓練などを行い、防災意識を高めた。    1972年に建てられた8階建ての同社本館には、高層階で出火した場合に備えて救助袋を常設している。救助袋は10階建てまでしか設置できないという消防法の規定があり、同社によると、9階相当の高さに設置してあるのは全国的にも珍しいという。    袋は帆布(はんぷ)でできており、長さ45㍍、重さ100㌔超。2015年から毎年、定期メンテナンスを実施する際に本館勤務の自衛消防隊員や高層階に勤務する社員を中心に、降下を体験し非常時に備えている。    訓練は、屋上に設置された箱から救助袋を取り出し、地上に投げ落とすところから始まった。地上の救出班は、投げ落とされた袋を駐車場に備え付けの器具につないで固定。社員が次々と滑り降り、地上に脱出した。    袋の角度は約45度で、秒速5~7㍍で降下することになる。職場が7階という減速機サービスグループの三戸昂志さん(24)は「高所恐怖症なので袋に入るまでは怖かったが、降りる速度は思ったより速くは感じなかった。この訓練の経験を生かし、万が一のときは率先して人命救助に当たりたい」と話した。    訓練を見守った同社の調哲美取締役常務執行役員は「災害時に被害を最小限に食い止めるには、訓練と心構えが必要。きょうを契機に避難経路などを改めて確認し、備えてほしい」と訓示した。

関連記事

長野日報社

「宝剣岳エール」仕込み 長野県駒ケ根市、宮田村産大麦のビール造り

 長野県駒ケ根市や宮田村、酒造会社などが連携して進める地元産大麦を原料にしたビール・ウイスキー造りプロジェクトの一環として、地ビール「宝剣岳Ale(エール)」の仕込み作業が30日、同村の南信州ビ...

コロナ禍からの回復を 市観光交流協会が総会

 一般社団法人石垣市観光交流協会(会長・中山義隆市長、301人)は30日夕、2023年度第60回通常総会を市内ホテルで開き、22年度事業と23年度事業計画の報告などを通してコロナ禍からの観光回復に決意を新たに...

北羽新報社

中国木材、来年稼働の能代工場製材棟を公開

 製材最大手「中国木材」(広島県呉市)は30日、能代工業団地(能代市扇田)で建設を進める能代工場の「製材棟」を市、市議会、マスコミに公開した。東日本の基幹工場と位置づける国内六つ目の国産材生産拠...

釧路新聞社

乗り合い交通、今秋試行 根室市が公共交通計画【根室】

 【根室】市は30日、持続可能な公共交通の在り方をまとめた「根室市地域公共交通計画」は公表した。同計画に即した鉄路とバスの施策はすでに展開中で、いずれも好調な利用状況にあるという。秋にはタクシー・...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク