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復興への思い強く 式典で犠牲者悼む-厚真、安平

約500人が参列した追悼式=7日午前、厚真町

 胆振東部地震から1年を迎えた6日と7日午前、厚真町で震災により亡くなった人を慰霊する追悼式や法要、安平町で復興への思いを新たにする式典が開かれ、多くの町民や遺族、関係者などが出席した。

 厚真町では7日午前、町総合福祉センターで地震による土砂災害などで亡くなった町民37人(災害関連死含む)をしのぶ追悼式を執り行った。遺族や町民ら約500人が参列し、犠牲者に対して哀悼の意をささげるとともに一日も早い復興を願った。

 式辞では宮坂尚市朗町長が、「再び立ち上がり、犠牲になった方々が愛したこのまちを輝かせるのが私たちの決意。遠く険しい道のりですが、託された郷土厚真の輝きを取り戻すため、町民一丸で立ち上がり復興に努める」と述べた。

 続けて鈴木直道知事が「被災した方々の課題を丁寧に受け止め、目に見える復興を進めていく」などとあいさつ。遺族、来賓、一般の順で祭壇に白菊を手向け、故人をしのんだ。

 町内美里地区の農家、鳥海満保さん(82)は昨年の土砂崩れで亡くなった早坂清さんと土地改良事業で一緒に仕事をした間柄。「若い時に一緒に働いたことを思い起こしながら式典に出席した。長いようで短い一年だった」と悲しみをこらえるように話した。

 前日の6日夕方には、町内の4寺院でつくる厚真町仏教会による物故者一周忌追悼法要が町内桜丘の専厚寺で執り行われた。犠牲者の遺族など約150人が参列し、故人をしのんで合掌した。

 同級生2人と兄を地震で亡くした苫小牧市内在住の女性(60)は「法要を通して亡くなった兄や同級生にあいさつができた気がした」と言葉少なに語った。

 安平町では同日午後、追分公民館で復興祈念式典が開かれた。町民ら約300人が胆振東部地震後、まちが歩んできた1年の記録を映像で振り返ったほか、支援に携わった185の個人や団体、企業に感謝状を贈呈。さらなる復興への決意を新たにした。

 及川秀一郎町長は、あいさつで「震災直後は職員が町内を走り回って被害状況を把握し、災害対策本部で関係機関との調整に没頭していた」と1年前を述懐。「今も不自由な生活をしている方がいる。震災前より安心して住み続けられるよう、全力で取り組む」と述べた。

 式典では、防災対策や生活復興をテーマにした講演も行われた。

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