でんぷん製造始まる 今年は10万4500トン計画 中札内

工場に到着し、貯蔵場(左奥)までベルトコンベヤーで運ばれるジャガイモ
十勝管内で、ジャガイモを原料にしたでんぷん製造が始まっている。中札内村にある南十勝農産加工農協連(南工連)の工場では5日、ジャガイモの受け入れと加工を開始した。
南工連は管内最大の工場で、十勝中・南部の7JAからでんぷん用品種「コナフブキ」などのジャガイモを集める。
今年は10万4500トンの受け入れを計画。工場は11月上旬まで操業し、加工されたでんぷんは袋詰めして出荷される。
ジャガイモの受け入れは午前7時に始まり、土や石を取り除いて洗浄し、一時貯蔵場までベルトコンベヤーで運ばれた。工場ではイモをすりつぶし、精製、乾燥して数時間ほどででんぷんに加工された。
今年のジャガイモは、でんぷん価を示すライマン価がやや低いものの、受け入れ量は平年並みの見込み。南工連の佐藤真章参事は「受け入れ初日は緊張感がある。安全に操業して良い製品を作り、生産者に還元できればいい」と話した。
管内では浦幌町の東部十勝農産加工農協連の工場が4日、JA士幌町が8月下旬からそれぞれ操業を始めている。
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