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加屋真島の浚渫工事断念 予定地は貴重な漁場 竹富町が計画を見直し

竹富町が周辺航路のしゅんせつ工事を計画していた加屋真島(手前)と小浜島(左奥)の間。八重山漁協の不承認を受け断念した=2019年3月(資料写真)

 今年度に着工を予定していた加屋真島周辺航路のしゅんせつ工事を、竹富町が断念したことが4日までに分かった。併せて島の船着き場建設も大幅に計画を見直す必要があり、関係機関と協議していく。

 町と八重山漁業協同組合によると、しゅんせつ予定地は貴重な漁場のため、漁業者から海流や生態系の変化を懸念する声が上り、計画案は6月に開催した八重山漁協の理事会で不承認となった。

 工事計画は、浅瀬が広がる島の南側2カ所を約750㍍、水深2~2・5㍍をしゅんせつするもの。町は、総トン数19㌧の旅客船の航行で輸送面で人や物資の利便性向上を見込み、「マリンレジャーを中心に島の自然資源を生かした観光事業の活性化が予想される」と期待していた。

 ただ、しゅんせつ予定地周辺は、もずく養殖海域や漁場があり、サンゴ1409群体も生息。理事会では、魚の減少や自然環境への影響を理由に認めなかった。

 八重山漁協は桟橋建設についても「構造物が海域へ影響を与える」と危惧。町は計画の変更案を漁協に示したが、承認されなかった。

 町は、工事の総事業費約4億5000万円を見込み、今年度当初予算にしゅんせつ工事費1億3000万円を計上しているが、変更を余儀なくされそうだ。

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