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荘内日報社

県産ズワイガニのブランド名は 「庄内北前ガニ」

 庄内沖で捕れる県産ズワイガニのブランド名が3日、県庁で発表された。かつて酒田市や鶴岡市へ寄港し食文化を運んだ北前船のように、おいしい庄内浜のカニを全国に発信するというイメージで、名称は「庄内北前ガニ」とした。

 発表会には吉村美栄子知事や県漁協の本間昭志代表理事組合長、庄内の漁業者などが出席。初めに吉村知事が庄内北前ガニの名称を読み上げ、パネルを掲げながら「庄内北前ガニは地元の漁師が特大で生きた新鮮なものを厳選した。北陸よりも1カ月早い10月から漁が解禁されるため、一足早く旬の味を楽しめる。全国に庄内のおいしいカニをPRしたい」と述べた。

 また、本間組合長は「本県のズワイガニの漁獲量は、直近3年間の平均で年間36トン余り。全国では9番目の漁獲量で、東北ではトップとなっている。このうち厳選した雄のみ約1トンがブランド商品となる。これまで県産ズワイガニはほとんどが北陸に出荷されており、県内での認知度は低い。まずは県内で食べてもらい、おいしさを知ってもらいたい」とPRした。

 県産ズワイガニのブランド化は昨年10月ごろから準備を進め、名称については庄内浜ブランド創出協議会が漁業者や流通者と協議し候補を決定。最終的に吉村知事が今年5月に命名した。

 ブランドとしての庄内北前ガニの出荷基準は▽重さ1・0キロ以上▽甲羅が130ミリ以上▽身がぎっしり詰まっている▽傷などがなく足がそろっている▽活ガニであること▽10―1月に底引き網漁で捕れたもの―など。

 本年度は県内での知名度向上、消費拡大を進め、来年度以降は県外への発信を行う予定。

吉村知事(左)が庄内北前ガニのパネルを掲げ、本間組合長とブランド化への熱意を語った

庄内北前ガニは重さや甲羅の大きさなど、厳しい基準をクリアしたものだけが選ばれる

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