宇部市がシェアサイクルの実証実験開始
スマホで操作をして利用できる自転車(トキスマで)
宇部市は27日から、市民や観光客がまちなかを貸自転車で移動できる「シェアサイクル」の実証実験を開始した。4カ所にポートと呼ぶ駐輪場を置き、どこからでも借りられて、どこにでも返却できる。期間は11月24日までで、利用者数や立ち寄り場所などのデータを集め、事業化に向けて検証する。 シェアサイクルは、自転車の共用という意味。都市内の各拠点に配置された自転車を、好きな時に利用できる新しい都市交通手段で、手軽に利用できるだけでなく、公共交通の補完、地域活性化、健康増進、環境負荷軽減など幅広い分野での効果も期待できる。 ポートの設置場所は、常盤公園正面入り口、山口宇部空港駐輪場横、旧宇部井筒屋跡地の常盤町1丁目スマイルマーケット(通称トキスマ)、中央町3丁目の若者クリエイティブコンテナ。計15台のスマートロック付き電動アシスト自転車を置く。ポートは無人で、24時間対応。利用料は1時間につき100円。スマートフォンで専用アプリをダウンロードして個人情報とクレジットカード情報を登録すると、開錠できる。 多様な主体が連携して交通に関する地域課題解決を図るため、市が2018年1月に立ち上げた市交通創造コンソーシアムのプロジェクトテーマの一つ「まちなかモビリティマネジメント」の取り組みの一環。予算は100万円で、コギコギ(東京都渋谷区)に業務委託した。事業化の可能性を探るため、実験期間中、利用頻度や利用者の移動場所などのデータを収集、検証。ポートの場所を増やすことも検討している。
関連記事
市長賞に花園自治会、春の花壇コンクール、特別賞や最優秀賞決まる【宇部】
宇部市春の花壇コンクールの受賞団体が決まり、最高賞の市長賞には東岐波の国道190号沿いの花壇を彩った花園自治会(伊藤昌洋会長)が輝いた。市、市ガーデンシティ緑化運動推進委員会(会長・篠﨑圭二市...
南高梅が不作 平年の3割弱 梅の着果調査
JAや日高振興局などでつくる「日高果樹技術者協議会」は19日、和歌山県の御坊・日高の4市町で実施した本年産南高梅の着果調査結果を発表した。主産地であるみなべ町と印南町の着果数は、過去10年平均...
苫小牧市ロゴマーク制定記念 22日に切手シート発売
日本郵便北海道支社は22日から、苫小牧市のロゴマーク制定を記念したオリジナルフレーム切手の販売を始める。84円切手10枚から成るシートで1枚は市のロゴマーク、残り9枚はとまチョップが樽前山山頂に登...
龍神様とご縁を結ぶ 善寳寺 「辰歳御縁年記念企画」始まる
鶴岡市下川の龍澤山善寳寺で12年に1度の「辰歳(たつどし)御縁年記念企画」が始まった。本堂で祈祷を受けた後、奥の院・龍王殿を拝観し「龍神様」とご縁を結ぶ。このほか国の重要文化財に指定されている絵画「...