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苫小牧CCSセンター CO2再利用の実証試験へ

苫小牧CCS実証試験センターを視察した世耕経産相(左)

 世耕弘成経済産業相は21日、今後の施設の有効活用が注目されていた二酸化炭素(CO2)を苫小牧沖の海底下に圧入する苫小牧CCS実証試験センター(苫小牧市真砂町)について、カーボンリサイクル実証試験施設として活用する方針を明らかにした。同施設を視察後、記者団の質問に答えた。2020年度予算の概算要求に調査および基本設計費を盛り込み、早ければ22年度中にも試験を始める方針。世耕経産相は「施設を有効活用し、カーボンリサイクルの実証試験拠点にしたい」と話した。

 CCSの実証試験は地球温暖化を防ぐため、原因となるCO2を地中に封じ込める取り組みとして16年から実施。今年10月末までに目標の30万トンに達する見通しで、その後の活用方法などが注目されていた。

 カーボンリサイクルはCO2を炭素資源(カーボン)と捉え、さまざまな炭素化合物に合成して化学品や燃料、鉱物などに再利用する取り組み。資源エネルギー庁が今年2月にカーボンリサイクル室を設置し、実用化を目指している。苫小牧のCO2の分離・回収設備をそのまま活用できることから、カーボンリサイクル実証試験への活用構想が浮上したという。

 同省によると、CO2と水素を分離・合成し、燃料や医薬品などの原料に活用できるメタノールを年間1万トン生成する計画。20年度概算要求に調査費を盛り込み、21、22年度にかけて実証施設を同センター敷地内に建設。早ければ22年度中に実証試験を始めるスケジュールを想定している。余剰分のCO2を海底下へ継続圧入する構想もあり、同省担当者は「地元関係者の理解と協力を得たい」としている。

 世耕大臣は今回の視察で苫小牧東部国家石油備蓄基地(市内静川)も訪問。有事などに対応できるエネルギー備蓄の現状などについて理解を深めた。

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