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紀伊民報社

釣り銭取り忘れ注意 窃盗相次ぐ

田辺署が作った、釣り銭の窃盗への注意を促すチラシ(田辺市上の山1丁目で)

 和歌山県警田辺署は、管内のセルフ給油所に、釣り銭の取り忘れや窃盗への注意を促すチラシを掲示している。管内では近年、給油所を利用した人の取り忘れた釣り銭が盗まれる被害が相次いでいて、今年はすでに昨年の2倍ほどになっている。
 同署によると、管内のセルフ給油所で釣り銭などが盗まれた被害の届け出は、2018年中に5件。今年は6月末現在で9件と、ほぼ2倍に増えた。被害金額は18年からで計約8万円に上った。
 防犯カメラの映像などから大半はすでに検挙しているが、検挙した人の年代は20~60代と幅広く、他の利用者が取り忘れた釣り銭を見つけて、出来心で手を出してしまったケースが多いという。
 これを受けて同署は「取り忘れた釣り銭を発見した人は、従業員に届けてください」「拾得物を盗れば犯罪になります」などと記したチラシを作った。取り組みに賛同してくれた給油所の協力を得て、被害が多い傾向にある店舗を中心に8月中旬から掲示してもらっている。
 同署地域課の井川恵一課長(53)は「犯罪者を捕まえるだけでなく、犯罪者を生まないというのも警察の重要な仕事の一つ。取り組みを通じて、一件でも被害を減らせられたら」と話している。

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