「ツルヒヨドリ」を駆除 特定外来生物指定の植物 西表石垣パークボラ
【西表】環境省により特定外来生物に指定される植物「ツルヒヨドリ」の駆除作業が10日、白浜地区で行われ、西表石垣パークボランティアのメンバーらが水路内に繁茂したツルヒヨドリを手作業で抜き取った。
ツルヒヨドリは、南北アメリカの熱帯地域を原産地とするつる性の植物で、1984年にうるま市(当時の具志川市)で初めて発見された。つるを絡みつかせながら猛烈な勢いで広がるため、在来の生態系や農作物への被害が懸念されている。
白浜地区の駆除作業は6月から8月にかけ、3回に分けて約50㍍の区間で実施。約1125㌔分を除去した。今回の作業で水路内のツルヒヨドリは駆除できたが、土に埋まった種子や陸地からの侵入で再び発生する可能性があることから状況を見て再度、駆除を実施する。
現在、西表石垣パークボランティアとして23人が活動。月2回の定期活動などで野生動物の事故防止を目的とした草刈りや外来生物の駆除作業、海岸清掃などを行っている。
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