自転車道700メートルが完成

県が那智勝浦町の沿岸部に整備したサイクリングロード(那智勝浦町二河で)
「サイクリング王国わかやま」を目指している和歌山県は、那智勝浦町の沿岸部で整備していた延長約700メートルの「自転車歩行者専用道路」(サイクリングロード)を完成させた。これにより、以前に整備した区間と合わせ、太地町森浦から那智勝浦町二河まで約1・7キロのサイクリングロードを通り抜けられるようになった。
県は紀ノ川沿いや海岸沿い、山間部の道路で、ドライバーに注意を促すブルーラインを引いたり、新たに道を造ったりして、総延長約800キロのサイクリングロードの整備を進めている。
県道路建設課によると、今回完成した区間は太地町太地から新宮市新宮に至る「太地新宮自転車道線」(延長約25・3キロ)のうちの一部で、自転車交通の安全確保や観光振興を目的に、国道42号に沿うような形で整備した。
この区間の付近では、太地町森浦から那智勝浦町二河に至る約千メートルのサイクリングロードを1997年度に整備していたが、通り抜けることができない状態だった。
供用を開始した区間は、この整備済み区間につなげる形で、2016年度から整備事業に着手。自転車通行のための斜路付き階段約82メートルを含め、幅員3メートルのサイクリングロード約700メートルを約4億円かけて整備した。
同課は「途中でルートの見直しもあって、全区間の供用開始まで時間がかかった。高低差が大きいので安全に気を付け、美しい景色を楽しみながら走っていただければ」と話している。
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