大輪の花火が夜空に輝いた第71回諏訪湖祭湖上花火大会=15日、諏訪湖
第71回諏訪湖祭湖上花火大会(諏訪湖祭実行委員会主催)は15日夜、長野県諏訪市の諏訪湖で開いた。接近する台風10号の影響が心配されたが、ほとんど雨は降らず、水上スターマインやナイヤガラなど予定通りの27セット、約4万発が湖上を鮮やかに染めた。「祝令和on諏訪湖 新時代の扉を開く轟と煌きの華」との大会コンセプトを設定。令和に入って初の大会となり、新たな時代の幕開けを華やかな花火で飾った。
戦後の復興を願って1949年に始まり、盆地特有の音響効果などから人気を集め、国内有数の花火大会に成長した。実行委会長の金子ゆかり市長は四国などで台風の被害が出ていることに触れ、「この花火で元気をもらったら被災した人に分ける気持ちで見てほしい」とあいさつして点火した。超ワイドスターマインで開幕し、おなかに「ズシン」とくる大音量とともに打ち上がった。
第1部の競技花火は県内外の煙火店10社が華やかさやアイデアを競った。昨年に続き、10号玉(尺玉)とスターマインのセットとし、スターマインは2カ所から打ち上げてワイド感を演出した。今年新たに競技花火とは別に尺玉10発を3プログラムに分けて打ち上げ、観客に優美な花火の風情を楽しんでもらった。
第2部は発数を増した華やかな花火が次々と打ち上がった。尺玉大スターマインでは上空で直径300メートル以上に広がる尺玉が連続して開花。半円状の花火が左右から接近する諏訪湖名物の水上スターマイン「キス・オブ・ファイヤー」、全長2キロにわたる大ナイヤガラで締めくくった。
実行委によると、昨年より4万人少ない約46万人が見物した。
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