旧盆アンガマにぎやかに 珍問答に笑い声響く
ソーロン(旧盆)入りした13日、グソー(後生)からの使者ウシュマイ(翁)とンミー(媼)がファーマー(子や孫)を引き連れて家々を回り、先祖の供養と繁栄を祈る「アンガマ」が市内各地で始まった。
アンガマは各地の青年会が行っている旧盆の伝統行事。2、3週間ほど前から公民館で長老や先輩たちから方言の指導を受けるなど練習に取り組んできた。
この日、各家庭ではファーマーが踊りを披露。ウシュマイとンミーは観客からの質問に、独特の裏声でユーモアたっぷりに回答。珍問答に笑い声が響いた。 このうち、新城良政さん宅(登野城)では午後7時のスタートを前に、家族や知人らが集まった。家の外には近隣住民や観光客の姿も。
到着したウシュマイらは、仏壇に手を合わせて「ウートートゥ」。「グソーに行く5カ条」を問われ、「西まくら」「逆さ水」「つめを切る」「ウシュマイとンミーの言うことを聞く」と説明した後、「石垣市市民課で死亡届を出すこと」と回答、周囲を沸かせた。
観客の子どもから「なぜ歯が一本しかないのか」との質問に「甘いものが好きで、歯磨きが嫌いだったから」と歯磨きの大切さも伝えた。
アンガマは15日のウクイピー(送り日)まで行なわれる。
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