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最後の豊川手筒まつり

感謝を込めて手筒責任者の一斉放揚や大規模スターマイン

 晩夏を彩る豊川の風物詩が、いよいよ最後を迎える。「第32回豊川市手筒まつり」(豊川市民まつり協議会、豊川手筒まつり実行委員会主催)が24日(土)夜、市野球場で開かれる。今年をもって32年の歴史に幕を下ろす大会では、感謝を込めた特別な演出が予定される。  平成の時代を彩ってきた花火大会が、令和の幕開けを機に終わりを迎える。豊川商工会議所が主体の現行の運営方式では、今年が最後。「三十二年の感謝を込めて、いざ最終ステージへ」を合言葉に、市民と一体となった演出を企画した。

 参加する全13連区の手筒責任者らによる手筒の一斉放揚を3回開催。「32年間ありがとう 豊川手筒まつり」という文字の仕掛煙火や、豊川進雄神社に伝わる「綱火」も披露されるほか、フィナーレの大スターマインは例年よりも玉数を増やして打ち上げられる。  このほか、各連区による約400本の手筒放揚をはじめ、各企業・団体が協賛する中国煙火や仕掛煙火、スターマインなどが午後9時前までに全39ステージで披露される。大筒に一斉に点火されるクライマックスの大筒煙火は、中条、国府、千両、御油、豊川、三蔵子・一宮西部合同の6連区が参加する。  豊川商議所は安全面や人員不足から運営から手を引く方針を決め、市も継承する考えはないことを表明している。今後、形式や規模を変えるなどして大会を継続することも検討されるが、来年夏は開催されないことが確定している。

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