ムラサキサギ子育て中 営巣確認、留鳥に更新へ

親鳥(左)から口移しでエサを受け取るムラサキサギのヒナ=12日午後、石垣市内
八重山諸島に生息するムラサキサギのヒナ2羽が台風9号を乗り越え、元気に育っている。日本鳥学会の日本鳥類目録7版では、石垣島のムラサキサギは冬鳥となっている。愛鳥家の間ではムラサキサギは留鳥だろうと言われていたが、巣を見つけるのが難しく、今回の記録により正式に留鳥と更新される可能性が高い。
発見したのは、市内に住む中本純市さんで巣を見つけるのは今回で3回目となる。これまでの営巣環境と比べ、今回の場所は観察がしやすかったといい「巣づくりから子育てまで貴重な生態を観察することができた」と話す。
ムラサキサギは、全長78~90㌢の大型のサギの仲間で頭部は黒い羽毛で覆われている。後頭から2枚の飾り羽が長く伸び、顔から首にかけて入る黒い筋が目立つ。体側面などは紫がかった赤褐色の羽毛で覆われており、名前の由来となる。
石垣島では、水田や牧草地などで一年中、観察される。
台風が過ぎ去った12日、親鳥が巣に戻ってくると腹を空かせたヒナたちは大きな声で催促。我先にと親鳥から口移しでエサを受け取っていた。
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