鶴岡名物の麦きりを観光客や市民にアピールしようと、鶴岡市麺類食堂組合(菅原原組合長)と庄内そば麦切り研鑽会(菅原原会長)などは新たに、麦きり提供店舗の目印とするのぼり旗「つるおか麦きり」を作製した。お盆の帰省時期に合わせ、市内22店舗に設置している。
麦きりは地元の名物として長く市民に愛されている、鶴岡を代表する郷土食の一つ。小麦粉をこねて伸ばしたものを包丁で細く切ることから「麦きり」と呼ばれる。こしのある歯応えとツルツルとした喉越しが特徴で、温冷を問わず一年中食べられている。近年は名産のシルクを練り込んだ「絹入り麦きり」も開発、販売され、鶴岡の土産品、贈答品としても人気がある。
両団体と、鶴岡食文化創造都市推進協議会(会長・皆川治市長)は連携して、麦きりのPR強化に向けた「つるおか麦きりブランド化プロジェクト」を展開しており、この一環でのぼり旗を作った。鶴岡を訪れる観光客から「麦きりはどこで食べられるの」といった問い合わせがあるため、名物のPRとともに、提供店舗の目印にする。国内唯一のユネスコ食文化創造都市として、「日本海美食旅」をテーマに10月に本番を迎える新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンの誘客につなげる考え。
のぼり旗は長さ180㌢、幅60㌢。食堂組合、研鑽会の加盟店舗以外でも市内で麦きりを取り扱っている飲食店、製麺所、土産販売店を対象に、無償で配布する。配布に関する問い合わせは、同市長者町の「そば処三浦屋」=電0235(22)4635=へ。
鶴岡名物「麦きり」をPRするのぼり旗
関連記事
芽室落花生で限定品販売 ピザやカレー 14日まで大丸札幌店
大丸札幌店の催事「HOKKAIDO いいモノいいコトマルシェ」が9日、同店7階催事場で始まった。今回のテーマは、道の新顔作物「ピーナツ(落花生)」。中でも地域を挙げてブランド化を推進する芽室...
新城市鳳来寺山自然科学博物館で「ドングリ」の企画展
秋を代表する果実「ドングリ」を紹介する企画展が、新城市鳳来寺山自然科学博物館で開かれている。三河地区で見られる21種類を展示している。来年1月6日まで。 展示しているのはコナラ、ウバメガシ...
新たに最中を製造 三種町拠点に活動の「こめらむね製作委」
三種町の旧下岩川診療所を拠点に、あきたこまちの地域ブランド「岩川水系米」の米粉を使ってラムネ菓子を作っている県立大の学生グループ「こめらむね製作委」は、新たに最中(もなか)の製造・販売を始...
帯広農業高校 コロッケ「ピザコロ」誕生 今冬に販売予定
オリジナルコロッケの開発に取り組んでいる帯広農業高校食品科学科2年生は1日、試作品の品評会を行った。3品の候補を試食し、実際に販売する商品を選んだ。選ばれたピザ風味のコロッケは今後、十勝管内...