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救出のジンベエザメ 放置なら死んでいた 専門家指摘、ダイバーの判断評価

切断したロープを持つ屋良部守明さん=7月29日午前、マリンポイント提供

 西表島東の沖合で7月29日、ロープに絡まったジンベエザメについて、沖縄美ら島財団総合研究センター上席職員の佐藤圭一氏は1日、八重山毎日新聞の取材に「あのまま放置していたら死んでいただろう」との見解を示した。

 ジンベエザメはIUCN(国際自然保護連合)で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。佐藤氏によると、熱帯、亜熱帯、温帯の海域に分布し、日本での生息範囲は沖縄から北海道まで広く及ぶが、黒潮に乗って回遊しているため、ダイビング中に遭遇することは極めてまれ。

 ロープを切断した屋良部守明さんも「海中で初めて見た。見られただけでも貴重」と話し、父親の守さんも「30年ダイビングをしているが、ジンベエザメに遭遇したことは一度もない」と驚いていた。

 佐藤さんは「放っておくと体に異常をきたして成長できなかったり、病気にかかったりして死んでしまったと思う。成体ではないジンベエザメのこれからを考えると、ロープを取りのぞけたことはとても良かった」とダイバーらの救出をたたえた。

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