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宇部日報社

宇部鴻城が7年ぶり2回目の夏の甲子園へ

優勝を決め喜びを爆発させる宇部鴻城の選手たち(29日午後0時5分ごろ、西京きずなスタジアムで)

 頂上決戦は宇部鴻城と西京の地元勢-。第101回全国高校野球選手権山口大会は29日、山口市の山口マツダ西京きずなスタジアムで決勝があり、宇部鴻城が四回の集中打で西京に勝利し、7年ぶり2回目の優勝を飾った。本大会は8月6日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。

 両チーム無得点で迎えた四回裏、宇部鴻城は一挙7点の猛攻。死球と安打で1死一、二塁の好機をつくると、6番池村の左中間を破る二塁打で2点を先制。さらに7番藤井涼、代打山本拳、1番岡田も適時打を放ち5点目。久野を救援した小畑も攻め、田中が中前に運んで、さらに2点を加えた。

 宇部鴻城は先発の池村が西京の攻撃を五回の1点に抑え、逃げ切った。

 宇部鴻城の尾崎公彦監督は「夏の決勝を勝ち切ることを目標に1年間練習してきた。今の思いは一言では言い表せない。選手たちの努力は尊敬に値する。甲子園でも、一瞬一瞬に力を発揮できる宇部鴻城野球で、戦ってきたい」と喜びを語った。

 宇部鴻城応援団は総勢210人。1年生180人に加え、サッカー部、太鼓部、吹奏楽部がナインを後押し。応援団長の大田優太君(3年)は「4年連続の決勝。勝ち切るためにしっかりサポートしていく」と声を枯らした。    西京は総勢300人の大応援団。吹奏楽部の演奏に合わせ大声援を送った。港咲介(さすけ)応援団長(3年)は「インターハイでサッカー部が8強入りし、いい流れが来ている。その流れを応援につなげ、勝利を後押ししたい」と語った。

 ◇決勝 西  京 00001000-1 00070000-7 宇部鴻城

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