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庄内空港ビル 旅客搭乗橋2基更新

 県や鶴岡市、酒田市などが出資する第三セクター「庄内空港ビル」(酒田市、山下高明社長)は24日、更新した旅客搭乗橋(PBB)2基と、新規に導入した航空機地上支援車両(GSE)23台の安全祈願と供用開始の式典を同空港で開いた。

 PBB(パッセンジャーズ・ボーディング・ブリッジ)は航空機とターミナルビルを結ぶ可動式の橋で、庄内空港には開港時の1991年に導入された東側の1号機、2006年に導入された西側の2号機の2基がある。老朽化が進み、更新が検討されていた中で、今年8月1日に東北初のLCC(格安航空会社)としてジェットスター・ジャパンが成田―庄内間に就航することもあり、これに合わせ更新した。

 橋長は従来より4メートル長い30メートルで、ビル側の固定橋などとのつなぎ目は段差がほとんどないバリアフリー仕様。従来は小型機になるほど床面の傾斜がきつくなったが、新型は小型機でも傾斜は緩く、高齢者や車椅子利用者らも安心して通れるという。従来はなかったエアコンも付いた。導入経費は2基分で約1億4000万円。1号機が今月7日、2号機は同25日に供用開始された。

 一方、導入したGSE(グラウンド・サポート・エキップメント)は受託手荷物を運ぶドーリー、同荷物を航空機の貨物室まで持ち上げるハイリフトローダー、航空機をバックさせるプッシュバックトラクターなど23台。ジェットスターやチャーターの機材が使うことを想定している。従来、チャーター便の就航時は、定期便を乗り入れている全日本空輸の車両を借りていたが、空港ビルが自前の車両を持つことで柔軟に対応でき、空港利用やインバウンド(訪日外国人旅行)の拡大につながると期待されている。

 この日は同社や全日空、ジェットスターの関係者ら約30人が出席。PBB2号機側の固定橋で神事を行い、安全な利用を祈った後、全員で2号機を渡り初めした。引き続き搭乗待合室で行われた式典では、庄内空港ビルの山下社長が、導入設備の特色などを説明した後、「今後も空港のインフラ整備に努める」とあいさつ。関係者5人とテープカットし、供用開始を祝った。

式典終了後、エプロンに出て、新規導入されたGSE(左側)と更新されたPBB(奥)を見学する関係者

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