全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

富裕層向け「伝泊」登場 奄美市笠利町 建築家・山下氏が手掛ける

奄美市笠利町にオープンした「伝泊ザ・ビーチフロント・ミジョラ」(奄美イノベーション株式会社提供)

 鹿児島県奄美市笠利町屋仁出身の建築家、山下保博氏の手掛ける宿泊施設「伝泊(でんぱく)」シリーズに、初の富裕層向け高級伝泊が同町外金久三鳥屋集落の海岸沿いにお目見えした。新築1棟貸しのビーチフロントヴィラ「伝泊ザ・ビーチフロント・ミジョラ」。山下氏は「世界自然遺産登録後に訪れる多様な客のニーズに対応したい」と話す。

 山下氏は集落の伝統的な古民家を宿泊施設に改修する取り組み「伝泊」を2016年からスタート。群島内に15カ所開業しており、今回の施設は16カ所目。

「ミジョラ」の内部から広がるガラス張りの風景=20日、奄美市笠利町

 「ミジョラ」の屋号は集落の方言名。三鳥屋集落に6棟、亀先集落に7棟の計13棟あり、8棟が既に完成し、オープンしている。鉄筋コンクリート製で一部木造。全室海に面して設計されているのが特徴。

 こだわったのは入室してすぐ視界に飛び込んでくる一面ガラス張りの大きな窓。幅4メートル、高さ2メートルのガラス窓は、ベッドから眺めると、まるで海の風景を1枚の絵画のように見ることができる。天井は高倉をイメージし、山下氏は「高倉の中で眠っているような懐かしい感覚を喚起したかった」と話す。

 室内はコンクリート壁で統一したごくシンプルな内装に。山下建築の特徴でもある「禅」をモチーフに、「無から自然と静かに向き合う空間を演出した」という。

 富裕層向けへの工夫として、家電は高品質として人気なバルミューダ製を使用。ボディーケア用品にはオーストラリアの人気ブランド「イソップ」を備え、ワインセラーには適温のワインやシャンパンを常備する。

 台風や塩害が強い奄美ならではの自然の気候にも配慮。入口の高さは1・9メートルと低めに設計し、台風被害と、集落の環境に配慮した。また海への視界をさえぎるアダン並木は防風林としての機能を重視し、伐採せずに床を高めに設計することで共存している。

 価格は8月の繁忙期で1泊5万8千円(2人、朝食付き、税込み)。山下氏は「世界自然遺産に登録されれば富裕層も奄美に多く訪れる。瀬戸内町、龍郷町に並び、空港近くにも高級宿泊施設が必要と考えた。集落の人々と交わり、奄美の良さを感じてもらえる宿にしたい」と話している。

 宿泊、予約の問合わせは電話0997(63)1910奄美イノベーション株式会社。

関連記事

画面越し十勝ツアー 自粛で減収 補てん策 産品送り気分演出

 新型コロナウイルスの影響が長引く中、十勝管内の観光・運輸業者の一部に、オンライン上で観光や農作業を楽しむ疑似ツアーを開催する動きが出ている。夏場から収穫の秋にかけて十勝は、本来なら観光の稼ぎ時だ...

紀伊民報社

ごまさんスカイタワーが新メニュー

 和歌山県田辺市龍神村の高野龍神スカイライン沿いにある道の駅「田辺市龍神ごまさんスカイタワー」は、ケーキやハンバーガーを独自に開発して利用客にPRしている。  展望レストランのスタッフが、新型...

豊橋のハウス栽培「次郎柿」収穫出荷

 豊橋市石巻地区で、温室栽培した次郎柿の収穫が始まった。今年も甘みたっぷりで、シャキシャキとした歯ごたえが味わえるという。  市内では露地栽培ものより早い収穫と出荷をするために、1980年か...

「狩勝電鉄」が試運転 りくべつ鉄道で 増田さん自作

 旧ふるさと銀河線の気動車や線路を活用した観光施設「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」で3日、新得町の狩勝高原エコトロッコ鉄道で8日に運行を開始する手作りトロッコ電車「狩勝電鉄」の車両が試運転を行っ...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク