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宇部日報社

健幸長寿うべ市民集会開く

参加者に市の健康にまつわる現状を紹介する長谷さん(文化会館で)

 地域で健康かつ幸せに生活できる〝健幸社会〟の実現に向け、宇部市は22日、文化会館で第1回健幸長寿うべ市民集会を開いた。市民250人が出席。自分の健康は自分でつくり守ることを基本とし、共に支え合いながら健幸長寿を目指すことを宣言した。    市は22~28日を健幸宣言週間とし、市役所と24校区のふれあいセンターに宣言書を置き、来訪者に記入を呼び掛ける。記入された宣言書は各所に展示され、市民に〝健幸社会〟実現を訴える。    開会にあたり、久保田后子市長は「健康長寿はみんなの願いであり、きょうここに集まった皆さんから、健康づくりの輪を広げてほしい」と呼び掛けた。    NPO法人山口ヘルスプロモーションネットワークの長谷亮佑代表は、市の健康にまつわる環境分析を紹介。病院数、医師数、介護施設数などは全国平均を上回り、環境的に恵まれているため、生活習慣の改善意欲がない人も全国の1・5倍いると示し、恵まれた資源を生かす健幸なまちづくりが重要と訴えた。    取り組み紹介では、地域で活動する4人が登壇。上宇部校区の小田ミサ子さん(85)は、心臓弁膜症を患った後、周囲から自分でできることをすることの大事さをアドバイスされたと述べ、今はラジオ体操など校区行事に参加しながら、1日8000歩を目標に歩いていると元気に報告した。    市は9月から、情報通信技術(ICT)を活用したヘルスケアサービスを開始し、無関心層にも積極的に健康づくりへの意識高揚を図っていく。

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