梅雨空に映える色とりどりのヤマアジサイ＝富士見パノラマリゾート

　長野県諏訪郡富士見町の富士見パノラマリゾート内にあるヤマアジサイが見頃を迎えた。薄曇りの梅雨空に色とりどりの花が映え、行楽客の目を楽しませている。

　約３０００平方メートルの公園内におよそ２０００株、５０種類以上のヤマアジサイがある。地元の中山植物園から苗の寄贈を受け、８年ほど前から毎年、新たな株を植えている。

　同リゾートによると、濃い青紫色の「黒姫」や、白地にピンク色が差す「紅（くれない）」など花の発色が例年より良く、「株も年々充実して見応えが増している」。今月いっぱいは楽しめる見込み。

　また、ゴンドラ山頂駅近くの山野草園では多数の山野草が開花時期を迎え、入笠山湿原ではアヤメが満開の盛り。降雨が続くものの、連日、愛好者らでにぎわっている。問い合わせは同リゾート（電話０２６６・６２・５６６６）へ。