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紀伊民報社

校舎に紀州材活用 新築・改修を機に広がる

梁が見える構造とともに、内装に木材が多用されている(田辺市芳養町で)

 和歌山県内で小中学校施設への木材活用が増えている。田辺市で2005年の市町村合併以降に新築した8校は、全て紀州材を使用している。市教委は「温かみのある教育環境をつくるのが目的。地元の林業や環境問題を学ぶきっかけにもなる」としている。

 市教委によると、木造は新庄小(16年10月完成)と大坊小(19年3月)の2校。一部木造が東陽中(08年12月)。その他の非木造施設では腰壁やロッカーなど内装を木質化している。
 新庄小と大坊小は、柱や梁(はり)の木材が見える構造になっている。新庄小には建設直後から林野庁や全国の地方議員、林業関係者らの視察が相次いだ。視察は今年に入っても続いている。
 大坊小では廊下や教室、階段といった内装のほとんどで木材を使用。げた箱や教室内の棚といった備品、児童用の机も統一している。体育館代わりに使う多目的ホールでは、杉材を三角形につなぎ合わせたトラス構造で天井を支えており、見た目の美しさも特徴になっている。
 児童たちも校舎を気に入っており、6年の中本翔貴君は「机を動かす時など床を傷つけないよう気を付けるようになった。校舎内にいると和やかな気持ちになれる」と喜んでいる。
 視察に訪れた人たちも「木の香りがする」「温かみのある雰囲気」と評価しているという。玉井朋子校長(59)は「とても空間が明るくなった。今後それぞれの季節で木材の魅力を感じられると思う。児童たちも誇りに思える校舎になった」と話している。
 県教委によると、15~17年度に新築・改修した県内の小中学校25校は、全て紀州材を使用している。公共施設の木造、木質化に活用できる県の補助金が、後押しとなっているという。

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